JRAのイメージ戦略が功を奏し、競馬場の雰囲気は比較的受け入れやすく、身構えて行った初めての方でも拍子抜けするほどかも知れません。年齢層も幅広く、女性の姿もよく拝見します。
しかし競馬場は鉄火場なのです。現金が蠢く所、本来はもっときな臭くないとおかしいでしょう。
現状は確かに和やかですが、それはそれ。薄皮一枚剥がせば、お金に飢えた亡者の悲鳴が聞こえてくるのです。
競馬場に着いて早々、年のころなら20歳前半と思しき3〜4人の集団が騒いでいました。うるさいなぁ、と呑気に構えていたところ、どうやらそれは喧嘩だったのです。たちどころに辺りは野次馬の人だかり、…でもなく結構みなさん平然としていらっしゃいます。実は私、たまたまその喧嘩の現場辺りで知り合いと待ち合わせをしていた為離れるに離れられず、一部始終を観察していました。喧嘩の原因は定かではなかったのですが、どうやらお金の貸し借りが発端のようです。
あまりの見っともなさに、周りは苦笑。私も苦笑。
マナー1、競馬場での物の貸し借りはやめよう!お金なんてもっての外!
馬柱を念入りにチェックしていた時の事です。赤ペンで気になる馬に目印を付けていると、なにやら視線を感じる。ハッと前を見やると、見知らぬオジサンが私の新聞を覗き込み、
「その馬来るの?」
「…いや来るかどうかは分かりませんけどね」「じゃあなんで印付けたの?」「気になったから」「ふ〜ん、そぉ」
と、その場を立ち去るオジサン。よく見るとそのオジサン、いろんな人の新聞を覗き込んでいます。あからさまに嫌がる人にも全く動じる事無く覗き込んでいます。
マナー2、他人の新聞は覗き込まないでおこう!
もちろん気持ちは分かりますよ。でもね、周りの空気を読んだらね、ほらご覧、君たちに注がれる強烈な視線を。妬み僻み、いやそれ以上のどす黒い感情が君たちに向けられている事を。
マナー3、帰りに注意しよう!
私の前方に、2名の女性職員がつかつかと歩いておりましたところ、突然、オヤジがその女性職員に近づいて一言、
「うるせぇーっ!」
歩くのも忘れ、呆気に取られる女性職員2名と私。突然の怒鳴り声で周りも一斉に声の主に注目しています。
確かメインレース直後の事でしたので、そのオヤジの心中は察するに余りあるわけですが、女性職員にしてみたらただ歩いていただけですからね。靴の音が気に障ったんでしょうか?うん、理不尽です。
マナー4、八つ当たりはほどほどに!
競馬場に行けばこの他にも沢山の事例に出会える事でしょう。それを反面教師にするも良し、もしくは鉄火場の猛者となるべく参考にするも良し。競馬場ではお互いが気持ちよく楽しみたいものですね。
初心者でも分かりやすい、競馬場でのマナー 終わり